【あってはならない事件発覚!?メーター改ざん】中古車業界を変えるには何が必要か!!

   

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もう3月も終わりですね・・・

確定申告も終わり、年度末ということで忙しくなると思いきや・・・

そうでもない今日この頃・・・

 

そんな中ある事件!?  が起こってしまいました!!

 

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中古車業界をクリーンにするための取り組み

 

ここで皆さんに質問です。

 

中古車を購入する時に気になる事と言えば何ですか?

 

年式・走行距離・修復歴・装備・ボディカラー・・・色々ありますよね。

 

そんな中でも特に、修復歴走行距離が正しいかどうかは、最も気になるのではないでしょうか?

 

もちろん中古車業界も修復歴や走行距離に関してはとても厳しいチェックが行われ、きちんとした情報がユーザーの方に提供されるような仕組みとなっています。

 

これらの内容を偽って販売した場合、これはれっきとした犯罪になります。

 

   

 

    詐欺罪 や 不正競争防止法違反

 

 

日本国憲法に違反するのです!!

 

 

 

 

そこで、修復歴や走行距離がどのように管理されているのかをご紹介しましょう!

 

修復歴はこのようにして分かります!

 

修復歴。一般のユーザーさんがよく言われる事故歴。

 

【謎の探偵】
修復歴と言っても、何の事か分からんの~

 

【OSS&A】
では、簡単に”修復歴”の定義をご説明しましょう!

 

※http://www.jaai.com/sateidojo/expert/08.htmよりお借りしました

 

要するに、自動車の骨格部分に何らかのダメージがあるものを ” 修復歴車 ” と言います。

なので、ドアが凹んで修理した車や、ドアを交換された車

 

 ” 修復歴車 ” にはなりません!

 

ただ、修理をした車となります!!

 

 

ほとんどの中古車業者さんが利用するオークション会場。

私も毎週利用させて頂いております。

各オークション会場では検査員、もしくは第三者機関による検査機関が一台一台検査をして、その結果が出品票に記載されています。

なので私たちが購入する際は、その車に修復歴が有るか無いかは一目瞭然となっています!

例えばこの出品表をご覧下さい評価点のところにアルファベットの ” R ” が入っているのは修復歴有りになります。

 

 

評価店のところに数字が入っていると修復歴は無しとなります!
ちなみに数字が大きいほど程度の良い車となります。

 

 

 

走行距離はこのようにして管理されています!

 

また、走行距離に関しても ”走行距離管理システム” によって全てのオークション会場で管理されています。

走行管理システムとは・・・

中古車業界の健全な発展と消費者保護の観点から、日本オートオークション協議会が開発したシステムで、オークション会場に出品された中古車の走行距離のデータを蓄積し、データベースとして集中管理するシステム。

これにより、オークションに出品される中古車から走行メーターに関する不正車輌を排除することを通じ、不正行為を未然に防止することを目的としています。

この走行管理システムにより、以前に蓄積された走行距離より少ない走行距離で再度オークション会場を通ってしまうと、走行距離に何らかの問題があると言う事で、はじかれてしまいます。

 

ん? それって大丈夫?

 

先ほどの ” 走行管理システム ” の説明をご覧になって、ピ~ンときた方はいませんか?

 

 

そうなんです!!

 

一度でもオークション会場に通った車に関してはすべて走行距離のデータが蓄積されます。

 

しかし裏を返せば、オークション会場を一度も通っていない車に関しては走行距離のデータが全くない!ということになります。

 

要するに ”一度もオークション会場を通っていない車のデータは全く管理されていない” ということなんです!!

 

全ての車の走行距離を管理するのは、不可能です。

また、今の時代メーターを改ざんしようとする人たちは、ほんの一部です。

中古車を購入する際には、車をしっかり見る事。

 

そして一番大切なのは ” お店選び ” ではないでしょうか?

 

 

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しかし!起こってしまったこの事件!?

 

少々大げさですみません・・・

 

正直、修復歴の偽りやメーター改ざんなどは私にとって関係のないものだと思っていました。

 

オークション会場では100%ではありませんが、ほぼほぼ正確な情報が開示されているからです。

 

しかし、信じられない事が発覚してしまったんです!!

 

 

 

それは・・・

 

 

メーターの巻き戻し!?

 

です!!

 

 

どうして発覚したのか!!

 

私が某オークション会場で仕入れたのが今年の1月の中頃です。

 

その時の出品票がこちら

 

走行距離は106,361km。もちろんメーター改ざんの車両ではありません。

修復歴もなく評価点は4点。17年前の車にしてみればとても程度の良い車でした。

 

車だけを見ると、逆に10万キロも走ってる車には見えないほどの程度の良さでした。

当然ですが走行距離に疑いを持つことなく、ネットに掲載して販売!

 

 

ほどなくネットを見て頂いたお客様から問い合わせがあり、ご来店頂きました。

わざわざ奈良県からのお越しです。

 

本当に綺麗な車で外装、内装、エンジンの調子も良くとても気に入って頂きご購入となりました!

 

 

お客様はまだお若い方で、初めての車という事もあり良い車と巡り合えた!ととても喜んで頂きました。

登録までの手順や必要書類のご説明も一通り終わり、帰られる前に、保険の手続きをするために今の車検証でいいのでコピーをもらえませんか?というお話になり、個人情報の欄を隠してお渡しすることになりました。

 

 

ん???

 

 

 

車検証に驚愕の数字が!!

 

皆さん、車検証をよくご覧になられたことはありますか?

 

車検証には過去2回分、車検を受けた際の走行距離が記載されています。

 

要するに2年前の車検時の走行距離、4年前の車検時の走行距離が記載されています。

 

今回、問題があったのは2年前の車検時の走行距離です。

 

実際の車検証の画像がこちらです。

 

お分かりですか?平成27年2月27日に車検を受けていますが、その時の走行距離が132,900km。

 

 

???

 

 

今現在の走行距離より多いじゃないですか!!!

 

私が購入した際には106,361km

 

平成27年2月27日の車検時には132,900km

 

平成27年2月27日から平成29年1月の中頃までの間に走行距離がおよそ26,000km減っています・・・

 

ショックでした・・・

 

メーターの巻き戻し??

 

もちろんお客様には説明をさせて頂き、とりあえずは保留と言う事にして頂きました。

お客様には、本当にご迷惑をお掛けして申し訳ありませんでした。

でも、納車をさせて頂いてから気づくよりは、このタイミングで気づいて良かったと思います・・・。

複雑な気持ちですが・・・。

 

 

中古車業界というのはどうしてもグレーなイメージがあり、業界はもちろん販売店それぞれが色々な努力をしてそのイメージを払拭しようとしている中、このような悪意を持った一部の人のために業界のイメージがダウンするというのは非常に残念で悔しい思いです。

 

業界のイメージ、今回で言うと私のお店のイメージも悪くなってしまう可能性もありました・・・。

 

 

 

 

メーター改ざん車両とは知らずに購入した私は・・・

 

お客様にご指摘いただくまでは本当に気付きませんでした・・・

 

もしこのお客様にご指摘頂けなければ、メーター改ざん車両とは知らずに販売をしていたかもしれません。

 

そうなれば私自信がメーター改ざんをしたと疑われても仕方ありません。

 

このような車両を購入した場合、オークション会場にクレームを入れることができます。

今までこのような経験はなかったのでオークション会場の規約を確認するとメーター改ざんの場合、オークション開催日から半年間はクレームが効くという内容でした。

 

 

なので早速オークション会場に連絡です!

 

この時点で何の問題もなくクレームが受け入れられるものだと思っていました。

 

 

でも・・・

 

 

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予想外のオークション会場の対応!!

 

メーター改ざん車。

クレーム申請OKだと思い、オークション会場に連絡をしたのですが予想外の回答に驚きを隠せませんでした!

 

規約では・・・オークション開催日より半年間。

 

今回で言うと、開催日が今年の1月中旬だったので7月中旬までクレーム期間があることになります。

 

 

 

しかし!!

 

 

半年間の申請可能期間というのは・・・

『オークション会場から送られてきた物(車検証やメンテナンスノート、付属品等)以外で、メーター改ざんが発覚した場合で、今回のように車検証(オークション会場から送られてきた物)の記載によって発覚した場合は、開催日より1ヵ月間になります』

との事・・・

※開催日が1月中旬。発覚したのが3月下旬。すでに2ヶ月が経過していました。

 

 

 

はぁ???

 

 

メーター改ざんの事実より、どのように発覚したかでクレーム申請期間が異なる?

 

 

はぁ???

 

 

車検証で発覚しようが、後に何らかの理由で発覚しようが、メーター改ざんには違いありませんよね?

 

 

これって、何だかおかしくないですか?

 

れっきとした犯罪行為ですよ!

 

 

しかしながら、オークション会場は何を言っても聞き入れてはくれません・・・

 

 

まとめ

 

私がこのような経験をして、何が言いたいか!!

 

ある意味理不尽なオークション会場の対応。

メーター改ざんが事実であるにも関わらず、どのような状況で発覚したかでクレーム申請期間が変わってしまう。

メーター改ざんは、れっきとした犯罪行為にも関わらず・・・。

例えば、ナビが故障していたり、車の調子がどこか悪かったりというケースとは違うんです!

ナビが故障してたら修理したり、交換したり出来ます。車の調子が悪ければ費用はともかく、修理をすればほとんどの場合直ります。

 

でも、走行距離はもう、どうしようもないんです!!

 

このような案件の場合は、車を出品したお店、オークション会場、車を購入したお店がもっと話あえるような仕組みを作り上げていかないと、損をしたお店が腹いせの為、別の方法で法を犯してしまいこともあるかもしれません。

 

まさに悪循環で、中古車業界のイメージアップには程遠い結果となってしまいます。

 

色々難しいかとは思いますが、もっと双方の立場に立った業界運営が出来ると今後明るい未来があるのではないでしょうか・・・?

※あくまでも個人的な意見です・・・

 

 

 

そこで私は、分かることを元にして走行距離がどこでおかしくなったのかを調べることにしました!

このままでは、納得出来なかったからです!!自分を納得させるために!!

 

結果は、後日このブログでご報告します!!

 

 

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