RB型オデッセイ、前期型に2色(赤・青)のメーターがある本当の理由!
2017/03/22
こんにちは!
OSS&A代表の才木です~
朝晩はもう寒いですね。今年は秋が短く冬が早々にやって来た!という感じですねぇ・・・
一説には、夏が長かったという説もあるようですが・・・(汗)
そんな今日この頃ですが、弊社の在庫でたまたまRB系オデッセイ前期型のアブソルートが2台入ってきました。
このRB型のオデッセイ、年式は1年違う(H16年式とH17年式)のですが同じ ” 前期型 ” で同じ ” アブソルート ” 。
前から見ても、後ろから見ても外観は同じなんですが・・・
違うんです!
メーターの色が!
【16年式】
【17年式】
今回は、皆さんが意外と疑問に思われている、
同じ前期型オデッセイなのになぜメーターの色が違うのか!
を探っていきます!
さて、どんな結果になるのでしょうか~?
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まずはオデッセイの歴史を簡単に振り返ってみましょう!
初代オデッセイ
初代オデッセイは1994年10月に発表!
発売当初はまだ未開拓の分野であったため、月販目標台数は4,000台程度と非常に控え目な数字でした。しかし蓋を開けてみると予想外の大ヒット!後に生産ラインも増強されたという想定外の売れ行き!当時のミニバンにはなかった独特な乗用車的なデザインが一般市場で受け入れられた要因の一つでした!
実際に何台か販売しましたが、非常に丁寧に作りこまれたモデルでした。今となっては年式相応の内装デザインですが車的には故障も少なく、乗り味もよく出来の良い車でした。
※画像は初代オデッセイRA1型! http://b-cles.jp/car/meisha/odyssey_1st.htmlよりお借りしました
■オデッセイ初代の詳細はコチラ ⇒ 【初代オデッセイ公式サイト】
2代目オデッセイ
2代目オデッセイが1999年10月に発表!
初代が想定外の大ヒットモデルだったことを踏まえて、2台目は順当なキープコンセプトのモデルチェンジとなりました。一見するとあまり変化の無い外観ですが通称 ” 涙目 ” のヘッドライトを採用するなど小変更のデザインとなりました。細かなところでは、初代のシフトレバーはコラム式でしたが、2台目からはインパネに移動され、Sマチック付のゲート式となりました!
※画像は2代目オデッセイRA6型!平成14年式、2300cc、グレード ” L ”
■オデッセイ2代目の詳細はコチラ ⇒ 【2代目オデッセイ公式サイト】
3代目オデッセイ
そして、3代目RB系オデッセイが2003年10月に発表されました。
3代目の特徴は下記項目で説明しておりますのでご覧下さい!
※画像は3代目オデッセイRB1型!平成17年式、2400cc、グレード ” アブソルート ”
■オデッセイ3代目の詳細はコチラ ⇒ 【3代目オデッセイ公式サイト】
3代目オデッセイ、RB型ってどんなクルマ?
3代目のRB型になって、2代目までのモデルと大きく違ったのは何といっても ” 車 高 ”
2代目までのオデッセイと比べるとかなり低くなったんです。
なぜなら、購入者が持たれていた大きな壁があったからなんです!
それは・・・
マンションにお住まいの方の駐車場。いわゆる機械式立体駐車場。
今はのマンションはミニバンを想定して、入庫可能な高さも十分に確保されていますがこの当時、ミニバンが流行りだした頃なのでミニバンの入庫を想定した高さを確保されている立体駐車場がとても少なかったのです。
機械式立体駐車場 : 高さ制限 ⇒ 1,550mm
という駐車場がほとんででした。
そこでホンダはこの高さに注目して全高1,550mmのオデッセイを開発したのでした!
エンジンは2400ccのみで、
” B ” と ” M ” と ” L ” グレードにはレギュラーガソリン仕様の160馬力。
” アブソルート ” グレードにはハイオク仕様の200馬力。
しかし!
新車の販売は、全高1,550mmという乗用車とあまり変わりがな車高のおかげで、ミニバンの最大の特徴である室内空間が確保できず低迷に終わったモデルでもあります。
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オデッセイ16年式と17年式を詳しく見てみよう!
RB型オデッセイ前期型、16年式と17年式の外観を詳しく見比べていきましょう~!
フロントグリル
【16年式】
【17年式】
フロントグリルも違いがありません~
ヘッドライト
【16年式】
【17年式】
ヘッドライトも全く同じデザインです!
テールランプ
【16年式】
【17年式】
やはり、違いがありません・・・
フロントバンパー
【16年式】
【17年式】
フロントバンパー・スポイラーとも同形状です!
リアバンパー
【16年式】
【17年式】
少しでも違うところを探すも、やはりリアバンパーも同形状です・・・
フロントマスク
【16年式】
【17年式】
まさかの、全く同じです!
リアマスク
【16年式】
【17年式】
エンブレムの有る無しがありますが、エンブレムはただ単に外されているだけです。
リア周りも全く同じ!!
いかがでしたでしょうか?16年式と17年式。外観は全く同じという結果になりました。
なので、マイナーチェンジがあったとしても、外観の変更は無かったということになりますね!
次は、いよいよメーターの色の違いはどういうことなのか!
核心に迫りたいと思います!!
同じ前期型のオデッセイで、メーターの色が違うのは何故?
RB型オデッセイ、前期型。16年式(厳密には15年式・16年式)には赤メーターしかありません。
17年式になると、私の経験でもそうなのですが青メーターしか見たことがありません。
たまにお客様から『16年式で青メーターは無いのですか?』と聞かれることがあります。
私自身、16年式までが赤メーター、17年式以降は青メーターだと思っておりました。
今回、たまたま2台のオデッセイが入庫して確認したのですが、やはり今までの私の考え通り16年式が赤メーター、17年式が青メーターでした。
やっぱりそうなんだ!
と確信しました。
・・・
でも・・本当にそうなのか?
色の違うメーターの2台を目の前にして、今回は何故かそんな疑問を持ったのです。
そしてメーカーに直接調査した結果、分かりました!
メーターの色が赤と青が存在する理由は・・・
2004年12月にマイナーチェンジにありました!
この時のマイナーチェンジで外観等の変更はなく、メーカーオプションの装備が少し追加されるなどの小変更。
そして、メーター色に関わる変更の内容とは!
それは、内装色でした!!
2004年12月のマイナーチェンジで内装色が選択出来るようになったのです!!
(それ以前は内装色を選ぶ事は出来ませんでした。1色のみです)
内装色を選択することで、メーターの色が変わってくるのです。
このマイナーチェンジで具体的に、何色と何色が選べたのかは分かりませんが、私の所にある2台を見比べるとおそらくこの色と、この色かなというのが判明!
では、お伝えします!!
【16年式】
【17年式】
お分かりですか~?
16年式は赤(茶?)っぽいシート生地で、17年式は青のシート生地ですよね!
なので、2004年12月のマイナーチェンジでおそらくこの2色から内装色(シート生地)が選べたのだと思われます。
赤っぽい内装色を選ぶと赤メーター。青っぽい内装色を選ぶと青メーター。
今まで何台も見てきましたが、シート生地の色に2種類あったのは全く気づきませんでした・・・(汗)
まとめ
メーターの色の違いは年式で変わっていると思われがちですが、正解は内装色を選択することでメーターの色が変わります。
16年式までが赤メーター、17年式以降は青メーターではありません!
2004年12月のマイナーチェンジで内装色が選択出来るようになったため、マイナーチェンジ以降のモデルには赤メーターと青メーターが存在するのです!
ちゃんと調べれば、簡単な回答でしたね・・・。
以上、RB型オデッセイ前期型、アブソルートの赤メーターと青メーターの件でした!!
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